No.1【「盛岡に行くんですよ」】

◆ 「4月から盛岡に行くんですよ〜」と知り合いの牧師たちに報告をすると、最初は必ず、「大塚先生が異動するなんてびっくりだよね」という話になり、次に「寒くて大変そう…。あ、でもノアくんは新潟出身だから大丈夫か」と勝手に安心され(決して大丈夫ではない)、そして最後に、みなさん口を揃えて、「あそこは本当にいい教会だよね。よかったね」と。

◆ みなみ教会に初めてご挨拶に来た、1月後半のことを思い出します。夜行バスで到着し、関西人牧師の車に乗せられ、喜盛の湯に連れて行かれ、じゃじゃ麺や冷麺を食わされ、奥さまや娘さんたち(2人&2匹)とは一緒にホットサンドや豚バラ定食をいただき、子ども食堂では魚の揚げ物を任され、お弁当の受け渡しに立ち会い、地域のママさんたちとおしゃべりをし、そして日曜日には生き生きとした礼拝に加わり、午後には教会のみなさんと交わり、素直に思ったこと――「盛岡、めっちゃいい町……」「みなみ教会、めっちゃいい教会…」「牧師も牧師家族もめっちゃいい人たち……(でも、ボクが来る頃にはいなくなっちゃう……)」

◆ フーミン先生とロミさんは、教会面でも、生活面でも、たくさんのすばらしい置き土産を残してくださいました。ステキな礼拝堂や牧師館、新生活にありがたい家具や質の良い本、引き継ぎのための色々なデータや資料。そして何よりも、温かくて誠実な盛岡みなみ教会のお一人お一人。大塚家がいなくなった穴を埋めることはできませんが、18年間の尊いご奉仕に感謝しつつ、まずは今日の礼拝を、変わらないキリストを、全力で喜びたいと思います。