No.18【「知恵に満ちてたくましく」】

◆《幼子は成長し、知恵に満ちてたくましくなり、神の恵みがその上にあった。》(ルカ2:40)この聖句はもちろん、赤ちゃん時代のイエス様について語られた言葉ですが、それと同時に、〈世界中の赤ちゃんたちの目標〉ともなり得る言葉かもしれません。ここで使われている「知恵(ソフィア)」という言葉は、単に〈理解力〉とか〈学力〉を意味するのではなく、むしろ〈神と人のために用いられる力〉を意味しています。“愛”や“配慮”も含んだ「知恵」なのです。

◆ おとといの夜に「産まれましたー!」というご連絡をくださったのは、盛岡みなみ教会のスキンヘッドイケオジパパ(仮称)のNさんでした。そしてその翌日(=昨日)には、命の出産という世界的大偉業を成し遂げた奥さまのAさんが、真っ赤な身体で大きな産声を上げる、小さな男の子の動画を送ってくださいました。(おふたりとも、本当にお疲れさまでした!)

◆ 赤ちゃんの名前については、「夫が頭フル回転で考えてくれているはず」(Aさん談)らしいのですが、三人目の男の子なので、ひとまずは(勝手ながら)「サブロー」と呼ぶことにしましょう。《サブローは成長し、知恵に満ちてたくましくなり、神の恵みがその上にあった。》この言葉は、新しい命の誕生を心から祝う私たちの、ただ一つの切なる祈りだと思います。