No.23【一週間の最初の日は?】

◆ 先週の礼拝で“安息日”の説教をした後、こんなステキな質問をいただいちゃいました。「キリスト教では、一週間は日曜日から始まるんですか?それとも月曜日からですか?」大切なポイントに関わる有意義な質問だったので、この場をお借りしてお答えしてみます!

◆ まず結論からお話しすると、「日曜日から」です。聖書では〈七日目=安息日=土曜日〉なので、〈一日目=日曜日〉となります。イエス様が復活した日も、「安息日が終わって週の初めの日」(マタイ28:1)なので“日曜日”です。ちなみに、“火”や“木”というのは、太陽系の星に基づいて古代ローマで決められた呼び方で、聖書ではもっと単純に“第三日”とか“第五日”です。

◆「それじゃあ、イエス様が復活したのは“第一日”なんですね!」というわけなんですが、実は新約聖書には、「イエス様が復活したのは“第八日”だ」という考え方も出て来ます。実は、ルカの福音書の中には八回の“食事”が登場するんですが、七番目の食事が「最後の晩餐」で、八番目の食事が「復活の晩餐」(復活のイエス様が二人の弟子のためにパンを裂いた食事)です。復活の日曜日とは、単なる“一日目”ではなく、新しい時代の始まりを告げる“八日目”なのです。