No.25【エリザベス女王はプロテスタント?】

◆「エリザベス女王はカトリック?それともプロテスタント?」と聞かれたら、どう答えるでしょうか?「プロテスタント」でも正解ですが、厳密には「プロテスタント」でも、「カトリック」でもなく、「アングリカン(聖公会=イギリス国教会)」です。ものすごくざっくりと説明すると、〈教義的な理由でカトリックから独立したのがプロテスタント〉で、〈政治的な理由でカトリックから独立したのがアングリカン〉です。(※今では三者とも仲良しです!)

◆1952年から2022年までの七十年間、イギリス女王という大役を務めたエリザベス2世。“女王”と聞くと、なんだか“雲の上の存在”のように感じてしまいますが、私たちと同じように、彼女もイエス様を愛するキリスト者でしたから、“雲の上の存在”ではなく、“神の家族”です。イエス様の弟子としてその生涯を全うした彼女は、今はイエス様の懐で休んでいるはずです。

◆「私がこれから行う厳粛な約束を果たすために、神が知恵と力を与えてくださるように、また生涯にわたって、神と皆さんに忠実に仕えることができるように祈ってください。」(女王の戴冠直前のクリスマスメッセージ[1952年]|「クリスチャン・トゥデイ」より引用)