No.29【東北宣教区フェローシップ聖会】

◆先週の月曜日には“東北宣教区フェローシップ聖会”が行なわれました。今年のテーマは「宣教パラダイムの転換」 で、森谷正志先生(仙台バプテスト神学校 前校長)のご講演でした。僕は初めてお会いしまして、「謙遜で優しい先生だなあ」という印象でしたが、講演自体は切れ味がかなり鋭く、「教会、今のままでいいんか!?」と喝を入れるような内容でした。

◆講演を一言で振り返ることはできませんが、森谷先生の“切れ味の鋭さ”が一発で分かる文章をご著書の中に見つけたので、引用してみたいと思います。《事実、牧師の中には説教を中心とした礼拝を導くことが牧師のもっとも優先すべき職務、使命であると考えている方がおられます。……問題はすばらしい説教、「起承転結」見事に整えられた説教であればあるほど、大半の会衆は受け身になり、自ら考えることなく満足し、ときにはうとうとしてしまうということです。》(『教会・神学校に迫られる宣教パラダイムの転換』71頁)

◆丁寧な文章でありつつも、牧師たちに「今のままでいいんか!?」と喝を入れています。「言い過ぎでは…?」と思えるほど刺激的ですが、森谷先生が伝えようとしていることは、【ゲストからホストへ】という盛岡みなみ教会の目的宣言文とも重なるのかもしれません。