No.130【“秋の研修会”のご報告】
◆同盟教団の牧師・伝道師・役員たちが全国各地から集まる“秋の研修会”。今年のテーマは「牧会者のセルフケアと宣教への情熱」でした。先輩牧師のパウロが後輩牧師のテモテに書き送った、「自分自身にも、教えることにも、よく気をつけなさい」(第一テモテ4章16節)という言葉を中心に、松本雅弘先生(カンバーランド長老教会)から学びました。牧師同士の“ねたみ”の問題、牧師という“仮面”に疲れ果てる問題、“中年期の危機”の問題などなど……。
◆「これからの教団を考える」という研修会のプログラムでは、何人かの若手牧師が登壇。「牧師が不足している今、新しい教会を増やすよりも、小さな教会の伝道を支援するほうが大切なのでは?」という提言や、「牧師不足を解決するために女性牧師を起用するのは良いけれども、十分なサポート体制を整えないままで、その恩恵だけを都合よく貰おうとしていないだろうか?」という指摘などなど……。勇気を出して言いにくいことを言ってくれた若手たちと、頷きながらその声に耳を傾ける先輩たちの姿を見て、同盟教団の一員であることを嬉しく思いました。今年も研修会に送り出してくださった教会の皆さんに感謝します。