No.143【“あけましておめでとう”は異教的?】
◆「あれ、送ってから気づいたけど、あけましておめでとうって表現は異教的なのかな…? 初めての求道者の年明けなのでいろいろ新鮮すぎる」とLINEをくれたのは、教会1年目でキリスト教初心者のKくん。「悩める求道者かわいい(笑)」と優しくお返事しておきました。
◆「明けましておめでとう 由来」と検索すると、〈新年を無事に迎えたことの喜び〉や、〈1月1日が全員の誕生日だった時代(数え年)の名残〉もしくは〈正月に里帰りする歳神から力を頂く祈り〉など諸説が出てきます。もしかすると由来は“異教的”なのかもしれません。しかし、(12月の説教でもお話ししたように)“汚れ”を避けることよりもきよめることを目指すのがキリスト教だとすれば、他の人たち以上に愛を込めて、心から挨拶を交わしたいと思います。
◆それと同時に、天皇の治世を示す“令和7年”や、にょろにょろかわいい“ヘビどし”よりも、「主の年(Anno Domini)」を大切にしたいとも思います。2025年前から今日に至るまで、「その支配に終わりはありません」(ルカ1:33)。色々なことが起こる一年かもしれませんが、主と、主の教会が、あなたとともにいます。主の年2025年も、どうぞよろしくお願いします!