No.147【使徒信条:教会のシンボル】
◆ Symbolum Apostolorum(使徒信条)というラテン語は、「使徒たちのシンボル(象徴)」とも訳せる言葉なのだそうです。平和の象徴は鳩、勇気の象徴は獅子、知恵の象徴は梟。教会にも様々な象徴がありますが、最も大切な象徴は、「我は信ず(Credo)」という告白です。
われは天地の造り主、全能の父なる神を信ず。/ われはそのひとり子、われらの主、イエス・キリストを信ず。主は聖霊によりてやどり、おとめマリアより生まれ、ポンテオ・ピラトのもとに苦しみを受け、十字架につけられ、死にて葬られ、よみにくだり、三日目に死人のうちよりよみがえり、天に昇り、全能の父なる神の右に座したまえり。かしこより来たりて、生ける者と死ねる者とをさばきたまわん。/ われは聖霊を信ず。聖なる公同の教会、聖徒の交わり、罪の赦し、からだのよみがえり、とこしえのいのちを信ず。アーメン
◆アウグスティヌスは言いました。「あなた(洗礼志願者)は精を出してこれ(信条)を暗記しなければならない。しかし心配するな。私たちは学校の先生のように鞭や棒を持っていないからである。言葉を間違えることがあっても、少なくとも信仰を間違うことのないように。」