No.169【「ただ父だけが知っておられます」】
◆1999年の著書で「大災害は2011年3月」と予言し、東日本大震災を言い当てたと話題になった漫画家が、「次に来る大災難の日は2025年7月5日」と記したことがさらなる話題を呼んでいます。「そんな予言は信じないけど、ちょっと怖いかも」という人もいるでしょう。僕も正直、「十島でこれ以上大きな地震が起こりませんように」と少し意識してしまいます。
◆しかし、「世が終わる時のしるしは、どのようなものですか」という質問に、イエス様は次のようにお答えになりました。「その日、その時がいつなのかは……ただ父だけが知っておられます」(マタイ24章36節)。なんと、イエス様ご自身でさえ知らない、と仰るのです。「私たちは知らなくてもいい。何が起こるとしても、天のお父様におまかせすればいい」と。
◆7月5日の前夜に、このコラムを書いています。隣に座っていた妻が、「予言通りだったら誰にも読んでもらえないね!」と冗談を言いました。そうだとしても、今の自分にできることをしたら、安心して眠ります。父が全てを知っていてくださるからです。「ですから、明日のことまで心配しなくてよいのです。明日のことは明日が心配します。」(マタイ6章34節)