No.196【「繁栄の神学」 とは?】
◆ブラジルの大都市サンパウロに、高さ55メートルの巨大な“神殿”がそびえ立っています。見た目は旧約聖書のソロモン神殿で、建設費は約300億円。「神の王国ユニバーサル教会」というメガチャーチの礼拝堂です。牧師の資産は1000億円を越えると報道されています。
◆なぜ、この教会にはこれほどの富が集まるのでしょうか。その秘密は「繁栄の神学」です。「繁栄の神学」とは、「神への信仰と、教会への献金と、ポジティブな言葉を大切にすれば、神はあなたに富と健康と成功を与えてくださる」という教えです。裏を返せば、「あなたが貧困や病気に苦しんでいるのは、あなたの信仰と献金が足りないからだ」というわけです。
◆たしかに聖書の中には、「献金すれば繁栄できる」と読める箇所や(マラキ3章10節など)、「信仰で病気が癒やされる」と教える箇所もあります(ヤコブ5章16節など)。しかし、聖書の教えの本質は、“貧困や病気の中でこそ主がともにいてくださる”という祝福です。〈私たちは……悲しんでいるようでも、いつも喜んでおり、貧しいようでも、多くの人を富ませ、何も持っていないようでも、すべてのものを持っています。〉(第二コリント6章8-10節)


