No.211【多文化共生と情緒的健康】
◆『情緒的に健康な教会をめざして』で知られるピーター・スキャゼロ牧師は、1987年、ニューヨークに New Life Fellowship を設立しました。「人種、文化、経済、性別の壁を越えること」を志すこの教会は、英語とスペイン語が使われる国際教会へと急成長します。
◆ところが、「通りの向かい側に新しいスペイン語教会を設立するため、二百人の教会員が去ってしまった。」教会分裂の原因は、「急速な成長が、教会の精神的基盤の亀裂や欠けを覆い隠してしまった」からだといいます。さらには、牧師が教会のために家族を犠牲にし続ける中で、妻のジェリさんが教会に来れなくなるという痛ましい時期もあったそうです。
◆これらの苦しみを通して彼らは、「人格よりも才能を重視してきた教会のあり方を見つめ直すようになった」といいます。そして、「情緒的に未熟なままでは、霊的に成熟することは不可能だ」という気づきや、「情緒的な健康こそが多文化共生の鍵だ」という気づきを得て、今では70カ国以上から集う多民族教会として再成長しました。フィリピンから新しい仲間を迎えた盛岡みなみ教会も、自分たちの情緒的健康について見つめ直してみたいと思います。


