No.217【世界宣教大会:冗談が通じる教団】
◆「同盟教団は、これといった特徴はないですが、いい教団です!」「有名な牧師もいないし、他教団から注目される宣教方策とかもありません!」「うまくいってないけど、へこたれないんです!」―――世界宣教大会の最終日、実行委員長が会場に爆笑を起こしていました。
◆こういう冗談が通じる教団で良かったと思います。独裁者ヒトラーは、自身や党に関する冗談を罰する法律を作ったそうです。これに対して、“20世紀最大の神学者”と呼ばれたカール・バルトは、「ユーモアは全ての自己称賛と自己賛美の正反対である」と語りました。自己称賛を目指し、完全無欠を演じるなら、私たちも多かれ少なかれ独裁者に似るのです。
◆『キリスト教と笑い』の著者、宮田光雄も次のように書きました。「イエスのユーモアは、われわれを自分自身にこだわる、そのとらわれから解放して、われわれが一歩前に進み出し、福音の自由にもとづいて、自分や隣人、世界を自由に見ることができるようにと招いている」―――今年の世界宣教大会のテーマは、「風は思いのままに~我ら聖霊を信ず~」でした。 “完全な自己”を諦め、聖霊に身をゆだね、停滞や失敗の中でも笑って進めたらと思います。


