No.22【『日本同盟基督教団130年史』】

◆『日本同盟基督教団130年史』という、聞いただけで気が遠くなりそうなタイトルの本を、先週はひたすら読んでいました。購入したのは数ヶ月前だったのですが、他に読みたい本もあってなかなか手が出せずにいたところ、「『130年史』を読んで感想を書きなさい」という宿題が教団教育部から出されたので、がんばって読みました。読み切りました。偉いぞおれ。

◆ 盛岡みなみ教会には同盟教団で生まれ育った人はいないので、「130年の歴史どころか、30年の歴史もよく分かんないなあ」という方が多いと思います。ボクも別教団の出身なので、少なくとも神学校で勉強をするまでは、同盟教団のことはほとんど何も知りませんでした。

◆『130年史』を読むと、外国から日本にまで来てくださった宣教師たちの熱心な働きや、日本人信徒たちの献身的な姿が記録されていて、「教会が生み出される」ということの重みを感じさせられます。その一方で、日曜礼拝の中で昭和天皇を拝んだり、献金を募って戦闘機を献呈するなど、(極限的な状況とはいえ)罪を犯した過去があったことも覚えさせられます。「教会の罪責告白と悔い改めの結実を目指す同盟教団の歩む道が、ここにあります。」(247頁)