No.83【「永遠のいのち」って何?】

◆ここ数回のコラム(No.79-82)では、「世の終わり」「天の故郷」「天地は消え去る」など、誤解されやすい聖書箇所についてご説明しました。その誤解とは、“地球(この世)はいつか滅びるので、 死んだら天国(あの世)に行って永遠に暮らす”というものですが、実際に聖書が教えるのは、“堕落したこの世界に天の御国が到来し、天と地が一つになる”という希望です。

◆それなら、「永遠のいのち」とは何でしょうか? “死後にあの世に行って永遠に生きる命”ではないのでしょうか? 聖書中で初めて「永遠のいのち」という表現が登場するダニエル書にはこう書かれています。「ちりの大地の中に眠っている者のうち、多くの者が目を覚ます。ある者は永遠のいのちに……。」(12:2)この箇所の「目を覚ます」というのは、“復活する”という意味です。つまり「永遠のいのち」とは、“この世界で復活して永遠に生きる命”です。

◆「でも別に、 “地球が滅びて天国に行く”でも良くない?」と思う人もいるでしょう。 しかし、心を込めてこの世界をお造りになり、「見よ、それは非常に良かった」(創世記1章31節)と宣言された神は、人類だけでなく、大自然や動植物のすべてをも愛しておられます。それゆえ私たちの“宣教(mission)”は、“この世界からの救い”ではなく、“この世界の救い”なのです。