No.39【祝い始める日

◆先日、あるクリスマスの本を読んでいました。12月1日から12月25日までクリスマスのお話を25章分毎日読める本……だと思って手に取ってみたのですが、そういえばその本のタイトルは『主の来臨を待ち望む37の黙想』で、あれっ、どう考えても25章よりも多い。おかしいな、と思って目次を読むと、確かに12月1日から25日までは25章分なのですが、そのあとも「クリスマス第1日目」「第2日目」と続いて、最後は「第12日目」で、全37章。

◆日本では、12月25日が終わればクリスマスも終わり、お正月モードに早変わりでしょう。しかし、たとえば西方教会(カトリックやプロテスタントの源流)では本来、12月25日から1月6日までの12日間が「降誕節」でしたし、ラテンアメリカ(メキシコや南米など)では、12月25日から2月2日までの40日間が「クリスマス」なのだそうです。びっくりですね!

◆そう考えると、12月25日というのは、「クリスマスをお祝いする日」でもあると同時に、「クリスマスをお祝いし始める日」でもある、ということでしょう。年末の大掃除と同時にクリスマスの飾り付けを片付けてしまうのは、少し早すぎるのかもしれませんね。もちろんお正月も大切な行事ですが、この年末年始は、「クリスマスはまだ続いてるぞ」という気持ちで過ごせたらと思います。ということで、ようこそクリスマス礼拝へ!Merry Christmas!!