No.91【大晦日にも光】

◆ついに2023年も大晦日。「晦日」というのは、「月の最後の日(三十日=みそか)」という意味で、太陰暦では毎月30日に月が隠ることから、「晦(つきごもり/つごもり)の日」という意味もあるそうです。今は太陽暦が使われているので、月末に月が暗くなるとは限りませんが、それでも一年の最後の「大晦日」となると、何となく気持ちが暗くなる人が多いようです。

◆昨日、年越しそばの材料を買いにイオンに行ったら、先週までキラキラと飾られていたクリスマスの飾りが消え去り、すっかりお正月の雰囲気に切り替わっていました。しかし、教会のクリスマスは終わっていません。「降誕祭(Christmas Day)」は12月25日ですが、「降誕節(Christmas Season)」は、1月6日の「公現日(Epiphany)」まで続くからです。

◆たとえ月が隠れ、太陽が沈むとしても、クリスマスの光は私たちを照らし続けています。「あなたの太陽はもう沈むことがなく、あなたの月は陰ることがない。主があなたの永遠の光となり、あなたの嘆き悲しむ日が終わるからである」(イザヤ60:20)。暗く、寒く、切ない年の瀬だとしても、私たちの心には今日も、主イエスの暖かい 「永遠の光」 が灯っています。