No.180【「政教分離についてどう考えたら良いでしょうか?」】

◆今年の「フェローシップ聖会」では中村敏先生をお招きし、聖書について、終末について、戦争について、憲法について、二日間ご講演いただきました。質疑応答の時間に、こんな質問がありました。「私をキリスト教に導いてくれた宣教師からは、“クリスチャンは政治に関わるべきではない”と教えられました。政教分離についてどう考えたら良いでしょうか?」

◆ちょうど今月、エホバの証人の方々とお話しした際にも、“政教分離”が話題になりました。「私たちは基本的に投票はしません。政治的中立を守るためです。」そしてその根拠として、イエス様が群衆から“王”として担ぎ出されることを拒んだ箇所(ヨハネ6:15)や、「カエサルのものはカエサルに、神のものは神に返しなさい」(マタイ22:21)を挙げておられました。

◆しかしイエス様が拒んだのは、王様になることではなく、群衆が求める軍事的メシアになることではないでしょうか。「カエサル」と「神」の対比は、政治と宗教の対比ではなく、「カエサルのものも含めて全ては神のもの」という宣言ではないでしょうか。政治と宗教の癒着は問題ですし、規制は必要でしょう。しかし、聖書はこの二つを切り離さないのです。