No.194【“聞いてもらう祈り”と“聞き取る祈り”】

◆今週の礼拝説教のテーマは「牧会祈祷」ですが、そもそも“祈り”とは何でしょうか? 先月のクリスマス祝会ではマッチさんが「Pray and Take Action!(祈ったら行動に移そう!)」と励ましてくれましたが、“祈り”と“行動”の関係について聖書はどう教えているのでしょうか?

◆マルコ1章35節には、〈イエスは朝早く、まだ暗いうちに起きて……祈っておられた〉と記されています。イエス様は何を祈っていたのでしょうか。38節にその答えがあります。〈さあ、近くにある別の町や村へ……福音を伝えよう〉―――イエス様の祈りは、「神様、○○してください」と願うよりも、「神様、次は何をしましょうか?」と尋ねる祈りでした。“神様に願いを聞いてもらう祈り”というよりも、“神様の願いを聞き取る祈り”だったのです。

◆もちろん、“聞いてもらう祈り”も大切です。〈思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい〉とも書かれているからです(第一ペテロ5章7節)。ただ、“聞き取る祈り”はもっと大切です。「まずは自分の力で頑張ってみて、最善を尽くしてから最後に祈る」と考える人もいますが、それも間違いでしょう。祈ってみて初めて、本当に頑張るべきことが分かってくるからです。